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まだ名もないスキル#19「冒険者ギルドの者です」
大猿の魔獣が小指の爪ほどの大きさしかない白い塊になると、ガラスの割れた窓から風が吹き込んできた。 (さっさとそこに落ちてるラムネ拾うわよっ!) スノウの声が聞こえると同時に、スノウ主体で体が動いた。(って、まんまラムネって呼ぶんだ……) ... -
まだ名もないそのスキル#18「ラムネ」
目は覚めたが、先ほど大猿の魔獣に蹴り飛ばされたこともあって、見た目以上に損傷はひどい。 折れた肋骨が肺に刺さり、咳をすると血が混じっていた。 《……”ハイヒール”、……”身体強化”、……”痛覚無効”》 イーサンとスノウの交わった声が、傷ついた肉体... -
まだ名もないそのスキル#17「折角だしそれっぽいことでも言いましょうか!」
「ニグルドォー!!」 イーサンはニグルドの名前を叫んだ。それと同時に体は無意識にニグルドと大猿の魔獣の方へと駆け寄っていた。 声に気づいて、ニグルドと大猿の魔獣がイーサンの方へと顔を向ける。 「なんだ、イーサンじゃないか」 大猿の魔獣が... -
まだ名もないそのスキル#16「大猿の魔獣」
スノウがスキルの”テレポート”を唱え終えると、そこはイーサンの家の中だった。 安堵感と先ほどまでの出来事による疲労が同時にやってきた。「なんか疲れた……」そのままベッドに倒れ込んだ。 スノウが何か話かけてきたが休むことを優先した。その様子にス... -
まだ名もないそのスキル#15「ウンディーネとスノウ」
ウンディーネは正座をさせられ、スノウが説教を始める。「あんたは昔っからそうよね!もうちょっと魔人の自覚を持ちなさい!」 「だって~」ウンディーネは少しいじけた様子で口を少し尖らせた。 スノウの様子をみてイーサンは(どの口が言うんだ……)そう思... -
まだ名もないそのスキル#14「ウンディーネの城(ダンジョン)」
「あっ!そうだ!」ウンディーネが何かを思いついたらしい。 (魔人ってみんなこんな感じなのか?)イーサンはウンディーネの様子にスノウのテンポ感を重ねていた。 「私の城(ダンジョン)まだ来たことなかったわよねスノウ?せっかくだし見ていってよ!」そ... -
まだ名もないそのスキル#13「ウンディーネ」
スノウは周囲に人が居なくなったのを確認すると、イーサンの近くにやってきた。そんなスノウにイーサンは軽くため息をし、少し肩を落とした。 「じゃあ、私たちもそろそろ帰りましょうか。じゃないともっと厄介なのがーー」スノウの言葉に被せるように、女... -
まだ名もないそのスキル#12「テレポートで来た男」
イーサンが意識を失って少し時間が経ったころ。「確か、あの辺りじゃないか?」「気を付けろよ!どんな奴がいるかわかったもんじゃない」と腰に警棒を携えた男二人がイーサンの方へと向かってきていた。 スノウは既にイーサンとの統合(フュージョン)を解除... -
まだ名もないそのスキル#11「フレイムッ!」
「つまり…そういうことってことね!」 イーサンへの一撃が気持ちよく入ったことに満足しているのだろう、スノウは色んなことを端折ってそういった。 「そういうことって、つまりは…」とイーサンが端的にまとめようと、指を折りながら確認し始める。 ①スノ... -
まだ名もないそのスキル#10「イーサンとスノウ」
「おいおい、ちょっと待ってくれよ!スノウ。おまえって凄い魔人なんだろう?なんでスキルの項目があるのに、何も書かれてないか分かるんだろう?」 スノウを両手で掴み、さっきまでの調子づいた様子は見る影もなかった。 「私にもわかるはずないでしょ…」...