12月14日、バトミントンの名門校である長崎市の私立瓊浦高校の林貴昭監督が選手へ度々暴行をしていた疑いがあると報道されました。
林貴昭監督は「ⅰPadで殴ったり、首を掴んで何度も揺する。パイプ椅子を投げる」などの暴行も行っていたとの証言もあり、ネット上では時代錯誤の指導に指導者としての資質を問う声が上がっています。林貴昭監督の経歴からどのような人物なのかみていきます。
林貴昭監督の経歴
鬼畜指導者として報道された林貴昭監督の経歴を見ていきます。
<林貴昭監督の経歴>
- バトミントンを始めたのは長崎市立小島小学校の4年生のころ
- 出身校は私立瓊浦(けいほ)高校で県のタイトルをほぼ独占するほどの実力をみせ、「ストイックで負けず嫌いな性格」だったという
- 日本体育大学では主将を任されていた。
- 実業団の日本ユニシスに進んだ後は、日本代表として約18か国で転戦。
- 世界ランキングでは34位にまでなったが、五輪出場を逃す。
- その頃に選手として競技力向上に貢献しながら、部活動の指導もする「県スポーツ専門員」の第1号として戻ってほしい、という内容のオファーが地元・長崎から届く。
- 戻るなら母校の瓊浦高校と思い売り込んだが、あっけなく断られる。
- 県体協職員を経て、西陵で高校教諭となる。
- 日体大の後輩の西山勝也とペアを組み、の全日本社会人選手権で実業団勢を抑えて優勝。国際大会も出場する。
- 県高総体は2002~14年に指導者として13連覇を達成。計4回、全国8強に導く。
- 2015年に一度はあっさりと門前払いされた瓊浦から「帰ってきてほしい」と声が掛かり、現在に至る。
林貴昭監督の経歴をみると人生をバトミントンに捧げ、一度は指導者として門前払いされた母校でさえ受け入れる器の大きさや強い選手を育てる指導力の高さが伺えます。報道の証言にあった「ⅰPadで殴ったり、首を掴んで何度も揺する。パイプ椅子を投げる」などの暴行行為も”指導する選手を強くしたい”という強い想いが行き過ぎてしまったのでしょう。実力がある指導者だけあって、今回の暴行報道は悔やまれます。
林貴昭監督の暴行報道
林貴昭監督の暴行報道を振り返っていきます。
- 今年7月のインターハイで日本一に輝いたバドミントンの名門校で、監督による選手への暴行が度々行われている疑いがあることが、「 週刊文春 」の取材で分かった
- 長崎県長崎市にある私立瓊浦(けいほ)高校の林貴昭監督
- 林監督はコートに歩を進めると、突然一方のAくんを激しく蹴り上げていた。前出の部関係者によれば、選手のフォームの確認のためにカメラがコート脇に設置されており、この映像はそこに収められていたもの。撮影時期は今年1月頃だという
- さらに 「監督は選手をⅰPadで殴ったり、首を掴んで何度も揺する。それでムチ打ちになった部員もいます。パイプ椅子が投げられることもある」などの証言もある。
- 現在、林監督は部活動の指導から外れ、校長は「処分などについては今後役員会に諮らねばならず、すぐに決まるものではない」と回答している
林貴昭監督の暴行報道への反応
林貴昭監督の暴行報道に対するコメントを見ていきます。
- もはや体罰は論外。無免許運転と同じ。 様々な経緯があるかもしれませんが、残念ながら、指導者の負けです
- 体罰なのか指導なのかその線引きが難しい。昭和時代の先生や平成でも45歳以上の先生にはこれが指導なのかと思わせる方がいる
- 熱血教師イコール良い先生と言う時代は終わっています
- 部活指導者による暴力行為がこれほど報道されているのに、いまだ続けている指導者がいるのは脳筋だからか
- 暴行を受けた選手が「あれは指導だった」というあたりは、もはや洗脳
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